- 2014年09月09日
- クリニック通信
6月、日本作業療法学会に行ってまいりました。今年は、世界作業療法士連盟大会も同時開催ということで、いつもに増して賑やかで明るい学会でした。聞くところによると、51カ国から作業療法士が横浜に集まったとか!!
精神科領域では精神障害や発達障害に対する取り組みも各国様々でした。人種も違えば環境も違う…私にとって印象的だったのは、アフリカにあるナミビアという国から来られた先生の演題の質疑応答の時間に日本の先生が「失業率はどのくらいですか?」とご質問されていた。
ナミビアでは農業などの自営業の仕事がほとんどで、日本の社会の中での仕事をイメージした失業率というのはあまり出ないのではないかという回答でした。社会も文化も色々なことが違う中で活動されているのだなと思った反面、病気や障害で困っている人が生活していきやすいように関わろうとしている姿は同じなのだなと感じ、私自身とても力のもらえた学会でした。
作業療法士より